名称は同じでも、中身は同じではない(顧問料)

「電卓叩いて計算」も、ずいぶん減りました。

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決算書のつくり方
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なぜ社長は決算書に興味がないのか?
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顧問料というもの

税理士が受け取る報酬は、顧問料とか顧問報酬なんて呼ばれます。
お客様が、税理士から受けるサービスの代金です。

本来は対等な立場であるわけですが、
・買っていただくー買ってやる
・売ってやるー買わせていただく
という立場というか、力関係というかは現に存在します。

お客様が望むサービスと、こちらが提供できるサービスが合致し、
お客様が許容する金額と、こちらが許容する金額で料金が決まり、
信頼関係のもと、仕事が成立します。

求めるサービスと提供するサービスは変わる

コンピューターがない時代は、伝票や帳簿、元帳に試算表は手書きです。
そうすると、「記帳代行」なんて仕事が成り立ちます。

コンピューターが普及し始めると、「入力作業」が発生します。
「入力代行」的な仕事が成り立ちます。
今では「記帳代行」に含まれている感があります。

紙で出力していたときは、「元帳のインデックス貼り」なんて作業が、会計事務所職員のやる気を削ぎます。

そしてそれをキッチリと編綴。

「今どきこれって必要なの?」

今やネットバンキングなどを利用し、通帳やカードの情報などが取り込まれるようになると、税理士は暇になって、コンサルを始めます。

自分もよくわかっていないカタカナ用語を駆使し、お客様を迷宮へと誘います。
そしてさらなる顧問料アップへ・・

節税を勧めない提案も大事な仕事

・とにかく税金が減ればいい
・いかに税金を少なくするか

ムダに税金を払う必要は、もちろんありません。
ただ「節税」に意識が向きすぎると、だんだんおかしくなっていきます。

現実離れした、空想妄想の世界に入り込みます。
節税商品?なるものが独り歩きします。

そうすると、どんどん現場からもお客様からも離れた、荒唐無稽な対策が生まれてきます。

ちょっと例は違いますが、真っすぐ飛んでそのまま着地すればいいものを、何回転ひねりみたいな技を懸命にやっている。
ケガします。

もし税金がなかったら、それをする?

そんな視点に立ち戻って、お客様と向き合うことこそ、大切なことじゃないかと思うのです。

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