「税理士は、会社勤めができない人がなる職業」
そんな話を聞いたこともあります(笑)
雇われていない人ではある
いわゆる雇われていない人を、自営業、個人事業主、自由業、フリーランスなんていい方をします。
私の場合、会社とか、組織とかに属してはいません。
雇われていない人、です。
なので、このへんのカテゴリーになるようです。
ネットでこのへんの言葉を見てみると、
・自営業
「自営業」は店舗や事務所を構えて事業を行うケースが一般的です。
「飲食店」や「税理士事務所」などを開いて事業を行っている個人事業主は、自営業に該当します。
同じ職種でも、自由業と自営業に分かれるケースもあります。
・自由業
勤務時間に縛られるなどの制約を受けない、作家や弁護士のような専門的職業。
・フリーランス
特定の企業や団体、組織に専従しておらず、業務委託により自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主である。日本では法令上の用語ではないが、自由業または自由職業とも呼ばれる。この形態により請け負った業務を遂行する人をフリーランサーまたはフリーエージェントとも呼ぶ。
とこんな感じです。
これに限ったことではありませんが、言葉の「定義」ってけっこうあいまいです。
また、はっきり定義付けられていないものも、多いように感じます。
マイペースである
特異なことができるわけではありませんが、人と同じようにするのは苦手。
マイペース、あまのじゃくといった類でしょうか。
昔はこんな言葉で片付いていました。
・ちょっと変わってるよねー
・自分の世界があるよねー
みたいに言われて、放ったらかし。
でも最近、この手の人はたいへんです。
・◯◯病
・◯◯障害
・◯◯症候群
病人、患者扱いです。
何でもかんでも細かくして、分類します
定義付けも難しいのに、分類します。
病人、患者になると、「治さなきゃ」となりがちです。
そうすると、周りの人は寄ってたかって、かまってきます。
かまわれるのが一番キライ(苦手)なのに、お構いなし(?)。
ジェンダーやハラスメントも、どんどん細かくなっていきます。
私はもうよく分かりません。
独立したころ、先輩に言われた言葉
自分が独立したころ、すでに独立していた先輩にこう言われました。
「オレは、(独立した)税理士は自由業だと思う。
雇われていないし、勤務時間や服装なんかも自由だし。
でも、仕事は誰も取ってきてくれない。
給料は毎月25日に振り込まれないし、ボーナスもない。」
そして、こう続きます。
「ところで、自由業の「自由」って、どんな自由だと思う?
昼間からビールが飲める自由?
平日でもゴルフにいける自由?
そうじゃないよね。
仕事を断る自由を持っているのが、自由業のいちばん大事な「自由」だよ。」
そのときはピンときませんでしたが、少し経つとその意味がよくわかりました。
「仕事を断る=仕事を選ぶ」
自分がやるべき仕事を(選んで)やり、それ以外の仕事、自分がやるべきでない仕事は断る。
とても腑に落ちて、今でも自分のベースになっています。
独立するなら、自由業でありつづけたいですね。
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【編集後記】
もうすぐゴールデンウイーク。
この時期はどこへ行っても混んでいたり、高かったり。
みんなと一緒に行動するのを「断る(やらない)」のも、自由業者の醍醐味です。