前から気になってはいたのですが、地震保険料控除証明書。
証明書の書式は保険会社によって違うのですが、ちょっと首を傾げる証明書があります。
地震保険料控除
地震保険は、地震等の自然災害によって、居住用財産(ご自宅)に火災等の損害があった場合、補償してくれる保険契約です。
年間の保険料のうち、最大5万円までが控除対象となります。
もともと自然災害が多い日本、多くの方が加入されています。
また、最近は自然災害が多くなってきているので、保険料は上がってきています。
一方で不動産賃貸をされている方も、貸家に地震保険をかけている方は多いです。
貸しているとはいえ、大切な不動産。
加入するのは自然なことでしょう。
証明書には何が記載されている?
地震保険料の控除証明書。
証明書には、控除に必要な事項が記載されています。
契約者や保険料、保険期間や地震保険に該当する旨です。
さらに、その地震保険の対象となっている物件の所在地が記載されています。
地震保険料控除は、居住用財産(ご自宅)でないと受けられないからです。
なぜここに、キリトリ線が入っているの?
保険会社によって書式は違います。
今回取り上げたこの保険会社の証明書は、キリトリ線がご覧のように入っています。
このキリトリ線の通りに切って、証明書を提出すると、保険の対象の所在地はわかりません。
もしこの所在地が自宅以外だった場合(貸家の保険だったりした場合)、適切な計算が行われない可能性があります。
なぜキリトリ線は、ここなんでしょう?
保険会社によっては、証明書の備考欄など、証明書の面に対象物件の住所が入っているものもあります。
それであれば、居住用財産かどうかの確認ができます。
この保険会社の場合、証明書の裏面には自宅住所が印字されています(はがきの宛先として)。
これで兼ねるということなのでしょうか?
もしそうだとしても、証明書の送付先=自宅とは限りません。
送付先が自宅であっても、その保険が自宅にかかっているかは、わからないです。
貸家用の控除証明書も自宅に送られてきていますから、やはり保険の対象物件の表示は必要だと思います。
税務署が「この形式以外の証明書はダメ」とお達しを出せば済むような気もするのですが・・・
ナゾです。
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