説明しても、なかなかわかってもらえないものの一つです。
わかりにくいです、確かに
説明しても、なかなかわかってもらえないものに、収入と所得があります。
収入は額面、所得は控除後のものです。
そうはいっても、わからない。
なぜかといえば、所得はたくさんあるからです。
たとえば、年末調整のときに奥さんや子どもの「所得の見込額はいくら?」と聞かれます。
この場合の「所得(金額)」とは、「合計所得金額」といいます。
一方で「所得税は所得に対してかかります」というときの所得(金額)は、「課税所得金額」といいます。
合計所得金額と課税所得金額は違います。
混乱しますね。
所得の見込額はいくら?
年末調整で、奥さんや子ども「所得の見込額はいくら?」と聞かれます。
だいたいはパートやバイトしてる、つまり給与をもらっているケースが多いでしょう。
もし奥さんや子どもが源泉徴収票を持っていたら、どこを見ればいいでしょう?
山田花子さんの場合、
給与収入は、100万円。
年末調整で使う(合計)所得金額は、45万円(100万円の右隣の数字)となります。
税金を計算するための、所得金額はいくら?
山田さんの所得税を計算するための(課税)所得金額は、合計所得金額から、所得控除額の合計額を差し引きます。
45万円ー48万円<0、ということでゼロ円。
なので所得税はかからない、となります。
もしここがプラスなら、5%〜45%の税率をかけて、所得税を計算することになります。
源泉徴収票にはいろんなことが書いてあります。
じっくり見てみてください。
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