どうも東京では紅葉と書きにくい。
都の木はイチョウ
東京は都の木がイチョウということもあって、都内はイチョウの木が多いです。
紅葉ならぬ黄葉です。なので紅葉という言葉があまりピンときません。
紅葉や黄葉する木は落葉樹と呼ばれます。
植物は、葉の中にある緑色の色素(クロロフィル)が光合成をします。
春夏の間は光合成により、成長のための栄養分がまかなわれています。
しかし秋になると陽射しも弱まり、光合成による栄養が不足してきます。
そうすると葉を維持することができなくなるため、葉を落とします。
幹に栄養を蓄え、冬を越すための準備をするのです。
この過程で葉が赤または黄色になるのが、紅葉(黄葉)なんですね。
紅葉(黄葉)は人の目を和ませてくれます。
植物にとっては
植物にとって落葉は次の春を迎えるための、合理的なプログラムです。
日本の植物は1年を、四季を通じて認識しています。
そして春夏は成長し子孫を残す活動を、秋は冬を越す準備を、冬は最低限の装備で静かに春を待ちます。
会社、事業はどうかと言えば、良い時期、悪い時期を繰り返しながら進んでいきます。
自分の拙い経験の中でも、良い時期にはガンガン攻めていくことは上手でも、悪くなったときに上手に撤退できる方は多くはないです。
一度いい車に乗ってしまうと、一度広い家に住んでしまうと、それを変えることができない。
生活レベルを落とす(下げる)ことができないのです。
伸び切った足は一度曲げてしゃがまないと、次のジャンプはできません。
両手いっぱいに持っているものは、一度手放さないとほかのものは掴めません。
業績が良いときに、それがダメになった時の次の手にどれだけ投資、準備できるか。
業績が悪くなったり、潮目が変わったときにどれだけ「自分を」切り替えられるか。
思いを巡らす紅葉のシーズンなのでした。
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