このかわいいパッケージ。
何だと思いますか?
封を開けると中はこんな感じ。
包み紙を開けるとこんな感じ。
こんな○○では・・・
これは「明治 ザ・チョコレート」、今までとは違った斬新な感じです。
2年ほど前に商品化されたそうなのですが、開発当初は上司やお偉いさんから、ダメ出しされたそうです。
「こんなのではダメだ」
ところが開発チームもひるまず、上司に意見したそうです。
その時のセリフ。
「(この商品は)あなたの年代がターゲットではない。もちろん私の年代でもない」
だったそうです。
この言葉によって社内を説得し、セールスも大成功だったそうです。
このフレーズは評判になり、「古い体質の上司に意見できるのは素晴らしい」とか「部下の提案を受け入れた上司も偉い」といった称賛の声もあがりました。
誰が買うのか、食べるのか
飲食店業を営むお客様があります。
客数が少し減っています。
大将は「たくさん食べてもらいたい」ということで、結構盛りが多いです。
ボリュームもあるし、揚げ物系も多い。
しかし来ているお客さんは40−60歳ぐらい。いわゆるシニア層です。
少しニーズがずれているかもしれない。
頭ではわかっているんですが、行動が伴いません。
そこでこの話をして、こんなアドバイスをしました。
「あなたが出したい料理を出すんじゃなくて、お客様が食べたい料理を出した方がいいと思います」と。
ボリュームじゃなくて、少量でも美味しいものがいいんじゃないか。
みんなカロリーは減らしたいから、揚げ物系じゃなくてあっさりめの方がいいんじゃないか。
なんて提案しました。
やっぱり決めないと
何を提供すればいいか?
お客様がいますから、それは考えないとダメです。
でもすべてのお客様に合わせることはできません。
でも、例えば「うちは牛丼専門店です」とすれば、牛丼を食べたい人が集まってきます。
そのかわりラーメンを食べたい人は来なくなります。
家族連れは減り、1人のお客様が増えるかもです。
方針を決める、ということは選ぶということです。
選ばなかったものはとりあえず外す、ということです。
一時的にお客様が減り、売上が下がるかもしれません。
やっぱり・・・と揺らぐかもしれません。
それでもじっくり考えて、メリハリを付けることが、大事な時代になっていると思います。