私はパソコンを2−3年で買い替えています。
酷使し過ぎという話もありますが。
製品寿命と経済寿命
製品には2つの寿命があるといいます。
1つは製品寿命、もう1つは経済寿命です。
製品寿命とは、そのものが物理的に使えなくなってしまう時期を迎えること。
わかりやすい例としては、外で使うポリバケツとか。
外で使うポリバケツは、日差しや雨風によってだんだん脆化していきます。
そしてある時、バリバリのボロボロになってしまいます。
経済寿命とは、そのものは使えるんだけど、よりよいものが出て陳腐化してしまうこと。
性能が良いものが出たり、電気代や使い勝手の良いものが出たり。
パソコンもいい例ですが、ほかには洗濯機や冷蔵庫などもありますね。
他には修理のための部品などが、製造されなくなってしまう場合もあります。
交換部品がなくなれば、使うことができなくなってしまいます。
先日もお客さまとお話していて、「最近、仕事で使ってる器具の交換部品がないって言われてね、聞くと最近のものは8年なんだって。だから仕方なく新しいものに変えたよ・・」
経済寿命と言ってしまえばそうなんでしょうけど。
なんかしっくりこない寿命ですね。
そのものだけではない
先日、お客様からデータをいただくときに、USBに入れたデータをいただきました。何気なくそのUSBを見たら容量が「256MB(メガバイト)」。GB(ギガバイト)ではないですよ。
お客様に「うちで新しいのを買いますから、それを使ってください」
として「2GB」のUSBを買ってきました。
容量の問題ではなく、256MBの製品ということは数年使っています。
データが飛んでしまう可能性もあります。データの保全のためです。
基準をどこに置くか
最近は特に、経済寿命のサイクル・スピードが早くなってきました。
一方で「新しいもの=不安定」という要素は常にあります。
多くの人が様々な使い方をすることで、情報が集まり、改良がされることが多いです。
一方で過渡期的な製品になってしまうものも少なくはなく、悩ましいところです。
「まだ使えるから」
出たものに飛びつく(私は少しその傾向がありますが)のは考えるとしても、総合的に判断して早めに入れ替えるということは必要だと思います。
お金の問題もありますが、何より効率が良くなれば時間が生み出せます。
こちらの都合でできます。
壊れてから、本当に使えなくなってからでは、コストはより多くかかります。
「せっかく受注が来たのに・・」とか、タイミングも逃してしまいます。
自らの意思で、意識的に設備投資(更新)をしていきましょう
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【編集後記】
今日は台風が日本の脇を通り過ぎています。
昔は台風といえば秋のものという感覚でしたが、夏前に来ることも珍しくなくなりました。
最近は雨風とも明らかにレベルが1段悪い方に上がった気がします。
現実と向き合いながら、備えておかなければならなくなりました。