昨日は東芝で臨時株主総会が開かれました。
最近いわゆる日本を代表する大きな会社で、不祥事が相次いでいます。
そして、これらの事象は、繰り返されています。
神戸製鋼では40年近く、続いていたといいますし。
その理由を考えてみましょう。
(なんで俺んときにバレちゃったんだよ・・・)
不祥事の起きた会社の経営者の心の中は、こんな感じではないでしょうか。
大企業の社長は、一般的に数年で交代します。
当然のことながら、前社長、歴代社長と比べられます。
今まで、特に前社長と比べて業績・収益アップをすると評価されます。
役員報酬、ボーナス、退職金、そして名誉。
売上アップ、収益アップが至上命令になります。
そして、売上を上げろ、原価を下げろ、経費を削れ!となります。
手っ取り早く給料を削り、納期は絶対。
その結果、クオリティ(品質)はおろそかになり・・
そう、業績アップ、収益アップが評価の対象。
クオリティアップは評価対象にはなりにくいのです。
不自然な力学で力がかかれば、必ず歪みます。
そしてその歪みに耐えられなくなると・・・
一度落とした信用はなかなか回復するのは大変です。
(俺のときにはバレないでくれよ・・・)
倫理>利益
経営者の意識、矜持が求められますね。
■ こちらもどうぞ