先日、私が行ったMQ会計のセミナーにある方が参加されました。
ネットで管理会計「以外」の方法はないのか、調べているうちにMQ会計にたどり着き、セミナーに来られたのです。
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「配賦なんかしちゃダメです!」
MQ会計では配賦をしません。
原価(V)はあくまでもQに対応するものだけ。
それ以外の費用(期間費用)はFにするだけです。
最初は驚かれていたようでしたが、セミナーが進むうちにだんだんご理解されたようでした。
そして会社に戻って試してみるとのことでした。
配賦がいかに意味がないか。
例えば本社費として社長の給料、役員報酬で考えてみましょう。
仮に社長の役員報酬が年間3000万円だとします。
管理会計では、さまざまな基準があるそうですが、
例えば事業部が5つあるから、5つに均等に本社費として割り振る場合もあるでしょう。
いや、売上に応じて5つの事業部に割り振るかもしれません。
どんな方法でも結構ですが、配賦の方法がどんなに変わっても、社長の給料は3000万円です。
変わりませんよね?
それなのに、割り振りにどれだけの労力が割かれているのでしょう?
社内でつまらない交渉をしても仕方がないです。
その間に1個でも商品売ってきましょうよ。
そのヒントが得られるのが、戦略MQ会計なんです。
(おわり)
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