クールビスの室温「28度」は腰だめの数字? 「何となく目安でスタート」導入時の担当者が暴露
2017.5.11 17:35 産経ニュースより
環境省が平成17年度から呼び掛けている「クールビズ」期間の冷房使用時の室温設定について、導入時の担当者だった盛山正仁法務副大臣が11日の副大臣会議で「科学的知見をもって28度に決めたのではなく、何となく目安でスタートし、独り歩きした」と明らかにした・・・
確かに、28℃って暑いと思います。
体格差や男女差など、いろいろな差がありますから、万人が納得する温度って難しいです。
そうは言っても、
「温度を調整しましょう」とか
「快適に仕事しましょう」だと
「何をしたらいいのか分からない」というのが大半です。
そこで拠りどころして「28℃」をもってきたわけです。
根拠としては、労働安全衛生法だそうです。
会社でも志気を鼓舞する意味でも、いろいろな指標を掲げることがあります。
根拠があるもの、根拠のないもの、さまざまです。
会計の世界ではけっこう伝統的な指標も多いですし、指標だけが独り歩きしているものも多いです。
変な話、根拠なんかどうでもいいんです。
みんながやる気になるものであれば。
ただ、少なくとも「前からこう決まっている」とか「よそでもこうしているから」ではなく、できるだけ科学的な根拠に基づく、しっかり考えた、より多くの人が納得できるものがいいですけどね。
また、指標などが出てきたときは「何でその数字なの?」疑問をもつ癖もつけたいですね。