自ら考えることができる研修

先日、ある会社の公開社内研修に参加してきました。
MG(MQ戦略ゲーム)です。

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決算書のつくり方
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なぜ社長は決算書に興味がないのか?
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今回参加された社員の方は基本版を10期(1回のゲームでは5期)、つまり2回経験済みの方々です。
ほぼ初心者の方です。

ゲームが終わり、社員の方が質問してきました。
マトリックス表(第5表:財務会計でいうところの決算書)を持ってきて、
「4期より5期の方が売上が増えているのに、なぜ5期では利益が出ないんでしょう?」

「なぜでしょう?」

一緒にマトリックス表を見ながら、考えてみました。
「教えない」はMGの基本ですから(笑)

マトリックス表は簿記会計の決算書と違い、一覧性があります。
また、ゲーム用ということもありますが、通常の決算書にはないQ(数量)の情報があります。

しばらくすると、彼がいくつかの理由を挙げてきました。
なかなかいいところに目を付けています。

そして今度は取引状況を見るために、第1表の仕訳帳を見ました。
そしていくつかの項目を見ると、結論が出たのでした。


(これは私の第4期の第1表です)

「ということは、今度は◯◯の状況に注意して、△△をしていくといいんですね」
と本人なりに納得できたようでした。

その中に、
・売上を上げなければいけない
・原価を下げなければいけない
・経費は使わないようにしなければいけない
という、会計人の呪文のようなことばはありませんでした(笑)

・自分で決めて、やりたいようにできる
・入札がある(相手がいるので、自分の思い通りにならない)
・学べる(他人のやり方や、自分が知らないことを)

そして何より、会計の常識ではなく「いろいろな視点から会社を見るということができる」
私はこれがMG(戦略MQゲーム)のいいところだと思います。

もちろんゲームですから、勝った負けたも気にはなりますけどね(笑)