直接法と間接法が混在している、現在のキャッシュフロー計算書。
特に一番知りたいのは営業におけるお金の出入り、営業キャッシュフローです。
もし、直接法ならこんな風になります。
営業によりいくらお金が入ってきて、仕入れや経費にどれだけ払い、結果いくら残っているのかが分かります。
ところがこれでは手間が大変、ということで間接法によって作られています。
間接法だとこんな感じです。
増減とプラスマイナスがなんか分かりにくいです。
IFRS(国際財務報告基準)等、世界的な流れとしては、やはり直接法でるべきだ、という流れになっています。自然ですもんね。
ついでに言うと、日本の損益計算書は利益がたくさんあります。
売上総利益、営業利益、経常利益、・・
米国基準ではこんなに利益はありません。
要するにいくら儲けたのかがストレートに分かればいい、ということで、
営業利益、税引前利益、当期純利益となっています。
経常利益はありません。
さて話を戻します。
間接法の営業キャッシュフローを見ると、当期利益に減価償却費を足しています。
これがまず社長にはわかりにくい。
キャッシュフロー計算書でプラスの項目は「お金が増えた」です。
ということは、減価償却をすればするほどお金が増えるように見えます。
費用が増えるのにお金が増える・・、なんか変ですよね。
ほかにも、売上債権が増えたらお金はマイナス(減る)
仕入債務が増えるとお金はプラス(増える)・・・
よくわからないので、専門家に聞いてみます。
そうすると返ってくる答えは・・・