算数の問題は線分図じゃなくて、

中学入試の問題集からです。

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決算書のつくり方
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<Q1>
ある品物の仕入れ値に25%の利益を見込んで定価をつけたところ、2500円になりました。
この品物の原価はいくらですか?

<Q2>
仕入れた品物に30%の利益を見込んで定価をつけました。
しかし売れないので定価の2割引にしたところ、200円の利益が出ました。
品物の仕入れ値はいくらですか?

これらの問題、線分図を使って答えを出すとされています。
そして、解説とともにこんな図が示されます。

<Q1の答え>
線分図

原価を1とすると利益の割合は0.25。
よって定価の割合は1+0.25=1.25
これが定価2500円の割合なので、原価の値段は2500円÷1.25=2000円

こんな感じです。

そしてQ2の解説は、

仕入れ値を1とすると定価は1.3となる。
売値はここから2割引した値段なので、売値の割合は、1.3×(1-0.2)=1.04
そうすると仕入れ値1との割合の差が1.04-1=0.04となり、これが200円なので、仕入れ値は200円÷0.04=5000円

せっかく算数で売上や利益、原価について学ぶのなら、私は2つ言いたい!

(その1)MQ会計ではおなじみ、ぜひこの図を使ってほしいです。
PVM

(その2)Q2でここを一番強調してほしい。

「仕入れ値に3割の利益を見込んで定価をつけても、定価から2割も引いたらどうなるか?」
「利益は1割どころかたった200円、3%になっちゃうんだよ!」
「原価の計算よりも、大事なのは利益なんだよ!」

ぜひこちらの記事もどうぞ

MQ会計って?