「計画を立てたって、どうせできっこないから・・」

夏休みの計画、事業計画、経営計画・・
計画の重要性はよく言われるところですが、計画を立てるのがいやだ、めんどくさい、という方からは必ず「どうせできっこないから」という答えが返ってきます。

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確かに計画を立てても、実行できなかった経験はどなたにもあるかと思います。
でも計画を立てること、それが重要なのです。

東京から鹿児島に行こう

たとえば、東京から鹿児島に行こうと思います。
どうやっていきましょうか?

・飛行機で行く
・船で行く
・新幹線で行く
・車で行く
あるいはこれらを組み合わせたりして、いろんな行き方があると思います。

もちろん、直接行く必要もないですね。
札幌に行ってから、鹿児島へ行く。
そんな方法もありですよね。

今日中に鹿児島へ行くなら、飛行機という選択肢になるでしょう。
一人で行くなら、車ではしんどそうです。

ただ「どこかへ行きたいなー」と思っていても、頭の中はぼんやりしたままです。
「10月に鹿児島に行こう」と思うと、少し輪郭が出てきます。

そして計画を立て始めると、
「こんな行き方があったのか!」
「こうやって行けば、△△に寄っていける!」
「○○の方が早いと思ったけど、△△の方が早くいけるんだ!」

いろいろな発見があるかもしれません。

先日あるセミナーで、参加された方がこんなことを言われていました。

計画を立てるということは、頭の中を整理することにつながる。
計画を立てると筋道が立てられる。
計画は実行することが大切だが、計画を立てて、頭の中を整理するだけでもとても有意義なことだ。

「利益出したいなー」ではなく、「今期、利益を○○円出そう!」
そして、その計画を立ててみる。

「どうせできないから」といって計画すら立てないことでは、ダメだと思います。
計画を立て、実行することがもちろん一番いいです。
それが無理でも、せめて計画を立てて頭の中を整理する、これはやるべきですね。

houkou