最近、会社にこんなパンフレットが送られてきているかと思います。
源泉所得税の改正のあらましです。
最初は「通勤手当の非課税」について書いてあります。
1ヶ月の通勤手当の非課税限度額が、28年1月から、15万円(改正前:10万円)に引き上げられています。
例えば、東海道新幹線で通勤の方なら、今までは三島までだったのが静岡まで、東北新幹線なら、小山までだったのが新白河まで、非課税枠に入ってきます。
私はこれ、とってもナンセンスな改正だと思います。
だって、いくら非課税になるからといって、そんな遠くから通勤してくるなんて大変じゃないですか。
日本人はまじめだから、台風でも大雪でも通勤してきます。
ほんとうにすごいです。
「自営業者はいいよねー」
そう言われそうですが、家やその近くで仕事したりできないんでしょうか?
そう工夫することは無理なんでしょうか?
トヨタだって在宅勤務の大幅な拡充を進めていますよ。
工業化社会になって、農民は工場に働きに出るようになりました。
生産性を上げるため、労働者は同じ場所で、決まった時間から、働かされるようになりました。
でも、IT技術の発達で、時間や場所の制約はどんどん外れています。
そろそろ「通勤」というものから脱出しても、いい時機のような気がします。