平常時の対応、非常時の対応

ワクチン接種が本格化してきましたが、一筋縄ではいかないようです。

■ ■ 発売中 ■ ■
決算書のつくり方
kindle版 

なぜ社長は決算書に興味がないのか?
Kindle版

原則は現場対応

非常時の対応は、現場対応が優先です。
鉄砲のタマが飛んできているのに、本部に電話して「どうしますか?」では、やられてしまいます。

非常時に現場でどう対応するかは、平常時にやっておかなければなりません。
口で言うほど簡単じゃないのは、百も承知です。

でも、訓練しておかないと、とっさの対応はできません。

今回のワクチン接種について、予約の電話だシステムだがいかん。みたいな話も出ています。
これはこれで、お粗末な部分も多いようです。

仕様の設計

「何でもできるは、なんにもできない」
「これしかできない、はやっぱりこれしかできない」

「パソコンなら、エンジニアなら何でもできるんだろ」という人はだいぶ減ってきました。

が、非常時に、イチから図面を引いて、というのはやはりダメだと思います。
平常時に問題なく運用できているものを、転用するほうがいいでしょう。

そのときに重要なのが、汎用型といいますか、標準的な仕様で、組み換えのしやすいものがいいわけです。

会計ソフトなんかもそうで、会計ソフトという「型にはまった固定的なシステム」に入れたデータは、融通が効きません。

最近よく見る移動平均グラフ。
2年間、3年間の推移を会計ソフトで見ることは、私が知っている限り、ムリです。

Excelなりの汎用データで持っていれば、この辺の取り回しは、やりやすいです。

こちらも難しい問題。
口で言うほど簡単じゃないのは、百も承知です。

これに優先することは、今のところないと思います、私は。

「ご希望の日時はいつがいいですか?」

これも平常時なら、そうしてもいいでしょう。
でも今は非常時。
であれば、「Aさんは7日の11時、Bさんは8日の14時」としてもいいのではないかと。

「いやその日は○○があって・・」

現段階でワクチン接種に優先するものは、私は思いつきません。
万障お繰り合わせの上、接種に行きます。

「その日に来られない方は、半年後に再度ご案内します」ぐらいの切迫感があってもいいのではないかと。
マイナンバーも活用されないようですし。

「口で言うほど簡単じゃない」
「じゃあお前がやってみろ」
と言われるのは、百も承知です。

やはり平常時の対応次第

・選挙が近くなると、街頭で報告会が始まる
・契約のときだけ、上司が来る
・値上げのときだけ、所長が来る

モノゴト、日頃の信頼関係があってこそです。
非常時に対応できるのは、日々訓練しているからです。

口で言うほど簡単じゃないのは百も承知ですが、やはりそれに尽きてしまうのです。

最近、東北をはじめあちこちで地震が多いです。
今年も豪雨が予想されます。
こちらも今のうちに、備えておきましょう。

ーーー