最近、何でも「入力してください」となります。
あくまでも、機械的に進みます。
飛ばせない
私もフォームを作って、入力していただくことがあります。
できるだけ入力しやすく、負担にならないようにしています。
でも、必要なことはきちんとお聞きしなければなりません。
質問項目によって、フォームの設計者のセンスが見えてきます。
いわゆるフォームでは、必ずお答えいただきたい事項に「必須」が付きます。
それを入力しないと、先へ進めなくなっています。
答えに困るような内容に「必須」が付いていることもあります。
ほんとうに困ります。
先日もあるフォームに入力をしていました。
家族についての質問事項には、こんな項目がありました。
・名前(フリガナ)
・生年月日
・職業
・勤務先/学校名(学年)
・勤務先住所
・勤務先電話番号
・年収
すべて必須です。
子ども(大学生)の内容を入力しようとして、
・勤務先住所
・勤務先電話番号
ちょいと困りました。
学校の住所は、HPで調べて入力。
学校の電話番号は?
代表番号がなかったので、総務課にしておきました。
略すのが困難
次の難関は文字数制限。
分からなくないですが、少し余裕を持った方がいいですよね。
たとえば名前。
姓と名に分かれていて、姓を漢字で入力。
字数制限が4文字とかだと、実在する日本で一番長い姓の方のお一人、「勘解由小路」さん。
漢字で字数制限を超え、フリガナも「カデノコウジ」さんなので、ひょっとするとエラーになってしまうかも。
勤務先も10文字ぐらいで制限があると、
「東京海上日動あんしん生命保険株式会社」の方は㈱を使っても厳しい。
無制限に長くする必要はありませんが、余裕ある設計が必要ですね。
選択肢にないとか
職業など、選択して選ぶもものも、センスが見えます。
多くの場合は、「その他」があって、その他を選ぶとテキスト等で入力できるようになっています。
ただ、選択肢が微妙なものは意外にあって、どれに該当するかで悶絶するものもたまに見かけます。
以前、職業の選択肢の中に、
・個人事業主
・自営業
というのがあって、少し考えて「個人事業主」を選びました。
自分も今、チェックリストを兼ねて、フォームをいくつか試作しています。
しっかり考えて、先方には答えやすく、こちらは必要な事項をきちんとお伺いできる。
センスのよいフォームを作りたいと思います。
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