数字は事実ですが、その見え方(見せ方)は千差万別

わぁ、すごい?

昨日、Twitterでこんな感じのツイートを見かけました。

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決算書のつくり方
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なぜ社長は決算書に興味がないのか?
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今日は自分の生まれた西暦の年と年齢を足すと、世界中の人が皆、2020になるそうです。
今度こうなるのは、1000年後だそうです!

そして、「奇跡のクリスマスです!」とか、「世界に平和を!」といった言葉も添えられて、リツイートされたり。

でもこれ、よく考えると当たり前ですし、
今年は2020ですけど、来年は世界中の人が皆、2021になります!ってことになります。
奇跡でもなんでもありません。

私が売上1億円の会社の方に、
「御社の原価と粗利を足すと、なんと1億円になります!」
と言ったら、引かれてしまいますよね。

数字、グラフに騙されない

仕事柄、数字を使ってお話をすることも多いので、特に数字から誤解を招かないように注意しています。
また、世の中には数字のマジックも多いので、注意喚起もしています。

今年テレビでこんなグラフが出たそうです。
そもそもこのグラフは間違っています。

さらにこの手のグラフに多いのは、どれだけの数(母数)の割合なのか?
10人のうちなのか、1万人うちなのかでは、その意味合いも違ってきます。

さらに調査範囲、調査対象も重要になりますね。

次にご紹介するグラフは、すべて同じデータから作られたもので、一切間違いはありません。

この4つのグラフ、見た感じ、受ける印象は大きく違うものだと思います。

便利機能はおせっかい機能であることが多い

Excelのグラフ機能を使うとかんたんにグラフが作れますが、目盛りは自動で振られることが多いです。
特に作る側は、注意しないとミスリードしてしまいます。

Excelに限らず、多くのソフトにはいろいろな便利機能があります。
使う人が便利になるように、その思いはありがたいのです。

ですがそれに頼りすぎ、慣れすぎてしまうと、無意識にミスを犯してしまうことにもなります。
気をつけたいところです。

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