数撃ちゃ当たる?
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」
こんな言葉があります。
「的をねらうことが下手な鉄砲撃ちでも、数多く撃てば、まぐれで当たることもある」
「どんなに鉄砲を打つのが下手な人であっても、たくさん打てば一発や二発は的に当たることもある」
という意味で、
「物事は根気よく行えば、成功することもあることをいう」
「すぐ諦めずに、少しは根気よくやんなさいよ」
といった励まし(戒め?)的な解説が多いです。
実際はムリっぽい
現実的に考えると、けっこう難しそうです。
タマが無尽蔵にあって、鉄砲もたくさんあって、撃つ人もたくさんいて、時間もいくらでもかけられれば、ですが、そんなことはなかなかありません。
たくさん撃ったって、当たらないものはあたりません。
鉄砲は、やはり考えて撃たなきゃいけません。
どこを狙って撃つのか、
その的の大きさはどれくらいか、
鉄砲の性能によっては、どこから撃つかとか。
ゴルゴ13みたいに、一発的中がいいですが、そのためにはものすごい訓練なりが必要でしょう。
さて、自分の仕事ならどうか?
営業面から考えると、いろんな戦術が考えられるでしょう。
戦術というのは「方法」のことです。
この鉄砲を使うとか、
このタマを使うとか、
いつ、どこに向かって何発撃つとか。
ただ、そこで大事なのは戦略、つまり作戦(目的)です。
狩りにたとえれば、何のために、何を、どのくらい、いつまでに捕獲したいのか。
そこがしっかり定まっていないと、不要な装備で、大草原で鉄砲を撃ちまくることになりかねません。
あっちからも、こっちからも同じように狩りに来ている連中がいるかも知れません。
そもそも今は、狩りに出る時期ではないかもしれませんしね。
無尽蔵に資金、資源があるわけではないので、作戦をしっかり持って臨みましょう。
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