平成30年分の所得税の確定申告、贈与税の確定申告は本日が期限です。
すでに決まっていること
「あー、何とか間に合った〜」
「3月は毎週土よう日は出勤でーす」
「今日の残業食事は何かな〜」
「今年の打ち上げはどこかなー?」
この1ヶ月ほど、こんな声が聞こえてくる会計事務所のなんと多いことか。
でもチコちゃんは知っています。
「2019年(新元号元年)分の所得税の確定申告期限は、2020年3月16日〜」
言われるまでもなく、すでに決まっていますが。
余裕をもつ
私の場合、独立してから「確定申告は3月15日の1週間前(の金曜日)に完了する」と決めています。
決めてはいるのですが、ずれ込むこともしばしばあります。
ただ、意識するかしないかで、結果は全然違ってきます。
3月15日まで、と決めてしまうと不測の事態に対応できません。
例えば、東日本大震災のあった2011年は、まさにその日、3月11日の昼に最後の申告書を郵便局に出しに行っています。
今年は1月末、インフルエンザで1週間訪問予定が狂いましたが、昨日終わりました。
結果として遅れは取り戻せないままでしたが、期限内に終わっています。
もちろん相手のある仕事ですから、お客様の都合もあります。
でもスケジュールは少し厳しいぐらいにしておかないと、いけないでしょう。
バッファー
最近はPC、ネットへの依存度が高くなっています。
2日前にはgmailの不具合があったり、少し前にはsoftbankの通信障害などもあります。
その他予期せぬ事象もゼロではありません。
・できるだけ紙で持たない
・データはクラウドなどに持つ
などもしておくべきです。
やめる、断る(言う)
この視点は2つ。
毎年チェックリストや仕事の手順は見直していますが、それでも気づくことは毎年あります。
そして、直すべきところは直すのですが、同時にやめることはやめます。
手入力するから、入力ミスが起こります。
ならば手入力をしない、その他の方法に切り替えます。
もうひとつは、言うこと。
依頼される方の中には、資料の遅い方もいます。
無碍にするわけではありませんが、こちらも質を落としたくはありません。
なので、事前に「○日までに資料をいただけない場合は、期限後申告になります」と言っています。
何とか間に合わせる、ということは自分にも依頼者にもいいことはありません。
そしてその方は、自分にとってはお客様ではない、と思うことです。
全国には7万人からの税理士さんがいます。
ほかに合う方は必ずいますので、そうしていただくことがお互いのためにもなりますし。
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