今年もあとわずかです


(日比谷界隈)

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決算書のつくり方
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なぜ社長は決算書に興味がないのか?
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今年も残すところ1週間ほど。
今日は平成最後のクリスマスですね。

間もなく今年の総決算。
私は個人事業なので、年で締めます。
ほぼ年内業務も終わり、計算もだいたいまとまってきました。
なので、今年をじっくり振り返っています。

決算書なんか見るのもイヤだ、という方も多いかもしれません。
ですが1年を振り返るのは大事です。
特に数字で見ることは、良くも悪くも現実を表します。
それをまずは素直に受け止めて、次に進みましょう。

会計の数字は

会計の数字は「金額」で表されます。

いくら売り上げがあったか。
いくら利益が出たか。
いくら経費がかかったか。
お金はいくらあるか。
借り入れはいくら残っているか。

金額はそのまま、現実を表し、それ以下でもそれ以上でもありません。
まずは素直に数字(金額)を見るということは大切です。

比べてみる

そして次は比較です。
比べることも大切です。

比べ方は2つ。
まず自分の過去との比較です。

おもに前年と比べてどうだったか、でしょう。
ここで比べ方には2通りあります。

金額、つまり増減で比べる方法。
そして割合、比率で比べる方法です。
比べる時はぜひ金額で比べてほしいと思います。

以前、こんな(笑い)話がありました。

「社長!交際費が昨年に比べて300%になっています!」
「なにっ!いったい今年の交際費はいくらだったんだ!」
「えっと・・昨年が5万円で、今年は15万円です・・・」
「なんだ・・・10万円増えただけなんだな・・・」

次は他者との比較です。

ただ、他者との比較はさして重要ではありません。
自分の数字が納得できるものであるなら、他者はあまり関係ないからです。

金額だけでなく

他者と比較する、つまり外を見る時のポイントは2つです。

自分が「井の中の蛙」になっていないか。
「井の中の蛙」もまずいですが、知らない間に「ゆでガエル」になってしまわないように。
ここはシビアに見ましょう。

他者から参考にできることがあれば、取り入れる。
参考にならないことはやらない、まねをしない、ですね。

ちょっと前後しますが、会計は基本的に金額しか表しません。
しかし、金額になるためにはその中に必ず「数量」が隠れています。
ただ、財務会計や管理会計では、数量の情報は得られません。

売上高にを出すためには、売った商品の数、お客様の数が隠れています。
人件費3億円は、3人の人件費なのか、100人分なのか。

また金額に表せない情報は、会計には現れてきません。
部長と課長の関係が悪いとか、ものすごい量の顧客情報はあるとか。

これらはあるタイミングで金額に変わるんですが、変わるまでは見えにくいです。
それが利益になっても、損になっても。
この兆しを先回りして掴めるか、結構大事だと思っています。

「数量」という視点、「先を見る」という視点で、私はMQ会計の考え方を伝えています。
定期的にお話していますので、興味を持たれた方はぜひ。

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