「決算書の読み方」「決算書の見方」「これなら簡単・・・」
本屋に行くと「決算書」についての本は数多くあります。
やっぱり決算書は読めた方がいいのでしょうか?
読めないよりは読めた方がいい、とは思います。
でも、決算書が読めても経営には何の役にも立ちません。
ところで、決算書って何でしょう?
決算書は、過去の数字の集計表です。
■ 損益計算書には、
いくら売り上げたか?
いくら経費がかかったか?
■ 貸借対照表には、
現金がいくらあったか?
借入がいくらあったか?
が書いてあるだけです。
■ 「なんでこんなに交際費が多いんだ?」
疑問があれば細かく記録を見ればいいです。
元帳に書いてあります。
仕訳を見ればわかります。
決算書を見てすることは、
過去の数字の確認、事実・現実の確認です。
以上終わり、なんです。
死んだ人は生き返らない
決算書は俗に「死亡診断書」といわれます。
故人は○○病でお亡くなりになりました。
日頃の不摂生が原因だったようです。
○○値が高すぎますし、○○の数値は低すぎました・・
死亡原因を分析しても、死んだ人は生き返りません。
決算書も同じです。
「前期は赤字でした」
流動比率は101%です。150%以上あれば・・・
労働分配率が75%ですね、これでは・・
原価率が高いようです。もう少し下げましょう・・・
過去の数字をいくら分析しても、赤字は赤字です。
黒字にはならないのです。